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ソニーや東京エレクトロンなど、数々の半導体メーカーの信頼が厚いハマエンジニアリングですが、エンジニアの9割は、未経験入社です。
にもかかわらず、業界平均の定着率が6割前後という中で、ハマエンジニアリングは約8割※という高い数値を誇っています。
その理由は、研修やサポート体制にあると聞き、取材を敢行しました。
入社後、まずはリモートで人事部のオリエンテーションを受けます。 ハマエンジニアリングという会社の紹介、就業規則、半導体業界についてのお話が中心になります。
その後、最寄りの営業所で座学と実務研修を受けます。
長崎県諫早営業所で、座学と実務研修の一部を見学してきました。
座学では、半導体がどんなものに用いられているのか、身近に感じやすくなるような話や、実際に現場で使用している予定表を配布し、解説をしたりと、オリエンテーションから少しずつですが、現場をイメージしやすくような流れを作っています。
研修ができた当初から担当している中原さんによると、「ここでは何かを覚えてもらうというよりも、まずその人の素を知ることを大事にしている」とのこと。
半導体工場とひとことで言っても、製造工程は数多くあり、そのうちのどこの装置をメンテナンスする担当になるのかは、これから決まります。
半導体製造工程の中には、ガスや薬品を用いるものもあり、思っている以上に危険な装置があります。
そのため、配属は適性や性格を鑑みながら、しっかりと考える必要があるので、ある程度社員の皆さんの“素”を知る必要があるのだとか。
続いて実務です。
実際はクリーンルームでの作業になりますが、それを再現することは難しいので、ビニールハウスを使って、室温などを近づけた環境で行います。
クリーンスーツを身にまとってみると、結構暑い!メガネが曇ってきます。
現場では、実際に装置の熱さなども加わるので、汗をかく環境になるそうです。
装置を触っての研修になるのですが、「大きいな~」なんてつぶやいていたら、これは装置のほんの一部だそうで、実際はこの4倍程度あるそうです。
そのため、装置の端と端で作業するときには、チームで大きな声を掛け合う必要もあります。
機械音、防塵マスクなどを通すと、相手には小さな声になってしまいます。
半導体製造装置メンテナンスエンジニアには、コミュニケーション力が大事と言われるゆえんは、ここにあるんだなと理解ができました。
工具の名称、使い方などを学んでいきます。
この簡単に手渡された旋盤も、「これ、1,000万するよ」と言われて驚愕!
現場に入る前に実感できてよかった…。
今回は取材班のためにさわりをやってくれただけですが、それでもネットで調べただけよりも、自分が行う作業をイメージできるようになりました。
もちろん装置の大きさ、実際の環境など、現場に入ったときのギャップはあると思うのですが、何もないよりは理解が早くなりそう、と感じました。
これ以外にも、現場に入る前に半導体工場の駐車場まで連れていき、その工場の駐車場のルールについて説明なども事前に行っていると、中原さんが教えてくれました。
「現場に入ると、実際の作業を覚えることで大変になるので、事前に細かいルールは確認しておくようにしています。そこまでやっている会社は、他には聞いたことないですね」ということでした。
半導体工場の車の出入りは激しく、ルールを正しく守らないと出合い頭の事故なども多いようです。そういったことを防ぐためにも、事前にルール説明をしているそうなのですが、こういった細かい気遣いがハマエンジニアリングが半導体メーカー大手から信頼を寄せられる理由のひとつなのでしょう。
最後に中原さんは、「うちはとにかく現場の教育担当者が優秀なので、現場での指導は信頼して任せています。なので、ここでの研修では素を出してもらうこと、心の準備をしてもらうことを大事にしています」と笑顔で教えてくれました。
現場に入ってからのことを、現場の教育責任者を長く勤めている方にお伺いしました。
人間ですから、当然得手不得手があります。
そのため、現場では、指導マニュアルを遵守するよりも、ひとりひとりの個性や特性を尊重しながら教えていくことを大切にしています。
今後チームで作業していくためにも、教育担当者と教育される側は、フラットな関係性を築く必要があるので、教育担当者だからといってカッコつけたりせずに、自分の失敗の経験なども混ぜながら話すようにしています。
なんとなく研修のイメージを掴んでいただけましたでしょうか?
最後に、実際に研修を受けた社員さんの声をいくつかご紹介します。
研修では同期とのグループワークが多く、ある一つの状況に対してどのような危険が潜んでいるかや、どう対策する必要性があるかなど実際のメンテナンスに必要な能力を磨くことができました。
またコミュニケーションの大切さも同時に学ぶことができ、とても有意義でした。
面接官の方や、電話先の人事部の方々や研修の講師の方々がとても丁寧で分からないことも根気よく教えていただいたことで、やっていけそうだと思いました。
研修だけで一人前にするのは、もちろん不可能。研修制度、現場でのサポートなどを確認した上で入社するのがおすすめです。
取材に協力してくれたハマエンジニアリング現役社員の皆さんには、他の質問もしていますので、仕事のやりがいなどを知りたい方はこちらのページもご覧ください。
半導体エンジニアの年収
【未経験向け】半導体エンジニア転職ガイド
【9割が未経験者】ハマエンジニアリングで半導体エンジニアになる
「半導体製造装置の保守・保全を一括して請負うプロフェッショナル集団」を名乗り、未経験の方にも一生ものの技術を身につけてもらうための研修やサポートに力を入れています。売上高は33億2,000万円(2023年3月期実績※1)、事業成長率は17〜22期5年で42%※2。
人間ですから、当然得手不得手があります。
そのため、現場では、指導マニュアルを遵守するよりも、ひとりひとりの個性や特性を尊重しながら教えていくことを大切にしています。
今後チームで作業していくためにも、教育担当者と教育される側は、フラットな関係性を築く必要があるので、教育担当者だからといってカッコつけたりせずに、自分の失敗の経験なども混ぜながら話すようにしています。